日18時開演
一般相対論の風景~ブラックホールを見るもう一つの眼~
WakaLabo 新宿
17:45
18:00
無料
松浦壮
物理分野のロマ数ゼミ始動!
ロマンティック数学ゼミの詳細については下記ページをご覧ください。
ロマンティック数学ゼミとは>>
講師:松浦 壮(まつうら そう)
経歴:1974年生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院で修士号・博士号(理学)を取得。その後、素粒子物理学者として日本、デンマーク、ポーランドの研究機関を渡り歩き、2009年より慶應義塾大学商学部勤務。
研究テーマ:超弦理論と数値シミュレーションによる超対称ゲージ理論の解析。
教育:自然科学を専門にしない学生を対称とした物理学の講義
著書:『宇宙を動かす力は何か』(新潮新書)、『時間とはなんだろう?』(講談社ブルーバックス)
趣味:武術、水泳、クラシックギター
∞開催日程概要∞
2019年8月25日(日) 第0回(ガイダンス回)開催
2019年9月講座開講
※8月25日の第0回は9月開講の連続講座のガイダンス回となります。
本講座の料金、回数、日程に関してはページ下部の開催日時・費用をご参照ください。
※第0回のチケットの購入は下記peatixのページよりお願いします。
http://ptix.at/24VcEI
※全回お申込みの方は下記googleフォームよりお申し込みをお願いします。
⇒https://forms.gle/LKmpzptafzzw8QZZ6
∞面白いけど実感出来ない∞
「速く動くと時間がゆっくり進む」「質量とはエネルギーである」「重力とは時空の歪みである」
一度は聞いたことがあるかもしれません。ともすればSFにしか聞こえない、これらのロマンに溢れた予言は、恐ろしいことに観測的に正しいことが証明され、相対性理論は現代科学にとって無くてはならない基礎理論になっています。
ですが、正しいことと納得できることは別です。私たちは、アインシュタインが示した世界を本当の意味で理解しているでしょうか?残念ながら完全にYESとは言えないのが現状です。なぜなら、相対性理論が生まれて100年以上を経てなお、私たちはニュートンの眼で世界を眺めているからです。
ニュートン力学にとって、世界の主人公は物質であり、宇宙とは星々の世界です。空間は、言うなれば物質を入れる「箱」のようなもの。その箱たる空間の中には淡々と時間が流れ、私たち物質はその流れの中で運動を紡いでいく。これこそが私たちの常識を支えるニュートン力学の世界観です。
この世界観にどっぷりと浸かった私たちにとって、時間や長さが見る人によって変わる特殊相対性理論や、時空間自体が波打ちながら変化する一般相対性理論はどうしても奇異に映ります。相対性理論の世界を真に「観る」ためには、私たちの常識そのものを上書きする必要があるのです。このゼミはそのための第一歩です。
∞相対性理論の世界を「観る」ために∞
常識を上書きすると言ってもどうしたら良いか?処方箋はただひとつ。直感に頼らず、自分の手と頭を使って、論理の階段を納得しながら一歩ずつ登るしかありません。
相対性理論の前提はシンプルです。
・特殊相対性理論なら光のスピードはどんな慣性系から見ても変わらないということ
・一般相対性理論なら重力と慣性力が同じ力であること
この2つだけです。たったこれだけのことが、時間が空間の仲間であり、時間も長さも観測する立場によって異なる相対的な概念であり、質量とはエネルギーの一形態に過ぎず、時空間は伸び縮みする物理的な対象であり、重力の本質が物質と時空間の相互作用である事を導きます。数少ない本質が多様な世界を形作る様は、物理学の神髄そのものです。
このゼミでは、相対性理論の土台を支える原理から出発して、それが意味する事を解説し、時に自分の力で計算をしながら、アインシュタインが観た時空の姿を再発見していきます。新しい時空を表現するためには、それに見合った表現方法が必要です。階段を一歩一歩登るうちに、その表現は「リーマン幾何学」という像を結びます。この見方に馴染むと、私たちの常識を支えるニュートンの世界観が、より広い世界観の一部に過ぎない事が見えてきます。そして、ゼミで登る山の頂では、自力で登った者にしか観えない「ブラックホール」の真の姿が私たちを迎えてくれることでしょう。
ごまかさずに、一歩一歩を踏みしめながら、一般相対性理論を自分のものにしましょう。時空を旅するゼミの開講です!
∞ゼミ概要∞
物理や数学では、どんな最先端の理論でも、ごく当たり前の推論を一歩ずつ積み重ねることで至ることができます。世間で「難しい」と言われる一般相対性理論も、その前身である特殊相対性理論もその例外ではありません。
そこでこのゼミでは、ごく常識的な知識から出発して、相対性理論の階段を一歩ずつ丁寧に登ります。新しい概念が登場したとき、それを表現するためには相応の言葉が必要です。これが数学です。一般相対性理論では時空そのものが動きますから、当然、「動く時空」を表すための数学が必要になります。ゼミでは、そのような数学の道具を、物理的な概念と結びつけながら、時には手を動かして、ひとつひとつ納得していきます。その結果として整理される「リーマン幾何学」は、時空を眺める「眼」の役割を果たしてくれるでしょう。その「眼」を通じてはじめて観ることができるブラックホールの姿をどうか楽しみにしていて下さい。
∞開催日時∞
第0回 2019年8月25日(日)18時00分~19時30分(ガイダンス回・無料)
第1回 9月22日(日)18時00分~21時00分 「相対性原理から時空間へ」(特殊相対性理論の基礎原理)
第2回 10月27日(日)18時00分~21時00分 「時間が遅れる、長さが縮む」(力学としての特殊相対性理論)
第3回 11月24日(日)18時00分~21時00分 「重力はイリュージョン~等価原理~」(一般相対性理論の基礎原理)
第4回 12月22日(日) 18時00分~21時00分 「曲がった時空の表し方」(発見法的リーマン幾何学)
第5回 2020年1月26日(日)18時00分~21時00分 「時空が従う方程式」(アインシュタイン方程式)
第6回 2月23日(日) 18時00分~21時00分 「ブラックホールを見るもう一つの眼」(「解」としてのブラックホール)
※タイトルはあくまで予定のものであり、受講生の理解度やご要望によって変更の可能性がありますのでご注意ください。
※継続講座となりますが、1回1回が完結型となっておりますので、途中だけの参加、欠席の回があっても問題ありません。
※第0回に参加しなくても第1回目以降は申し込むことは可能です。
∞費用∞
第0回 無料
※第0回のチケットの購入は下記peatixのページよりお願いします。
http://ptix.at/24VcEI
全回(1~6回)参加 68,000円
※全回お申込みの方は下記googleフォームよりお申し込みをお願いします。
⇒https://forms.gle/LKmpzptafzzw8QZZ6
※お申し込みの方に振込先の口座をご連絡いたします。
※最小履行人数は10名となります。最小履行人数に満たない場合、非開催となります。1週間前に確定となります。
∞推奨参加条件∞
高校数学(数学ⅡB程度)の知識を持っていることを推奨とする。
∞こんな人におすすめ
・数学、物理が好きな方
・相対性理論を記述する数式を理解したい方
・相対性理論を根っこから理解したい方
・宇宙の始まりについて興味がある方
・時間と空間がどうしても同じと思えない方
・ブラックホールの魅力に取り憑かれてしまった方
∞開催場所∞
WakaLabo新宿
アクセス>>
https://wakara.co.jp/access#shinjuku
※第0回のチケットの購入は下記peatixのページよりお願いします。
https://peatix.com/event/713732/view
※全回お申込みの方は下記googleフォームよりお申し込みをお願いします。
⇒https://forms.gle/LKmpzptafzzw8QZZ6
∞よくあるご質問∞
下記のロマンティック数学ゼミHPのページ下部のQAをご確認ください。
ロマンティック数学ゼミHP>>
∞企画運営∞
和から株式会社
渋谷(本社)・新橋・大阪にて社会人向けの数学個別指導教室「大人のための数学教室 和(なごみ)」や「大人のための統計教室和」を運営。数学が苦手な大人から 数学の業務・研究応用を 目的としているマーケター、経営者、大学教授まで月間400名(2016年3月現在)を超える社会人に対して必要な数学や統計学の授業を日々提供している。企業におけるデータセンス研修やデータ分析研修も実施。
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